KSプロジェクト城ヶ島地学地理野外実習報告
2019.11.11
11月1日金曜日に神奈川県三浦市城ヶ島にて地学地理野外実習を行いました。
普段の教室や実験室では得られない、実地巡検の良さを体感してもらい、データを得ることが目的です。
今回は中学1、2年生13名の参加がありました。
前日の事前学習では、まず地学の教員から城ヶ島の地形、地質について概説を行った後、クリノメーターを用いた走行・傾斜の計測方法について解説しました。生徒は模擬地層を用いて走行・傾斜の計測の練習をしました。さらに、地理の教員から城ヶ島の立地や略史、土地利用について概説を行いました。
当日は、京急三崎口駅に集合しました。天気にも恵まれ、実習日和です。褶曲した地層、火炎構造、斜交葉理など地学の資料集に載るような地質構造・堆積構造が城ヶ島には多数あります。
今回は、前日に練習したクリノメーターを用いて走行・傾斜の計測も行います。
慣れない器具に少し苦戦している様子も見られました。
潮溜まりでは生徒の興味ある生物なども見られたようです。
三連休明けには、事後学習を行いました。模造紙に大縮尺の地図を貼り、それぞれが計測した走行・傾斜をまとめます。また、生徒が城ヶ島の地学的な見所を分担して解説するポスターも作成します。
この城ヶ島巡検では単に見所を回るだけでなく、生徒が実際にデータを収集することも試みました。
果たして、まとめた結果や考察はどのようになるでしょうか。今後発表の機会を設ける予定です。